石川県立音楽堂
オーケストラアンサンブル金沢

2026-2027《継承》ホールに響く、音の幸③

オーケストラ・アンサンブル金沢 2026-2027 シーズンラインナップ

いよいよ4月から新シーズンを迎えるOEK。岩城宏之が金沢に遺したOEKと音楽堂に、今年も多くの優れたアーティストが国内外から集い、音楽を届けます。石川・金沢の「海の幸」「山の幸」が国内外から人気を誇るように、OEKもメイド・イン・カナザワの「音の幸」としてご堪能いただきたいと願います。

  • TEXT / 戸部亮(音楽評論家)

PHILHARMONIE SERIESE フィルハーモニー・シリーズ(8回)
古典から現代まで、クラシックの名曲をお楽しみいただく「王道」

フィルハーモニー・シリーズ ♯500 2026 5/23
記念すべき公演で広上淳一が第九を披露!

記念公演にはやっぱり「第九」です。日本では年末に大量生産される代表格が「第九」。
しかし本来は極めて特別な機会に取り上げられる「秘仏」的作品。
池辺晋一郎《豊穣の道》を前プロに、伝統継承者広上が厨子を開き、伝統、その核心を聴かせる。

●Check Point
年末の風物詩である「第九」ですが、OEKはなかなかやりません。
これは岩城宏之初代音楽監督が「特別なときに演奏すべきだ」と
生前よくおっしゃっていたことに由来します。


フィルハーモニー・シリーズ ♯501 2026 7/2
アジアの才能との出会い

いきいきと弾むリズムと疾走感に浸ろう。
OEKと一体となって疾走するボッケリーニとベートーヴェン、その颯爽感たるや心地よいものになろう。
初共演となる鳥羽咲音とリオ・クオクマンがアジア発のクールな名曲スタンダート像を示す。

フィルハーモニー・シリーズ ♯503 2026 9/18
広上淳一の熱き《運命》

温故知新。広上とOEKのベートーヴェンは作曲家を信じ、楽譜にある息遣いを広上の間合いと同期させていく。
演奏の時代考証や楽譜の校訂といった客観的エビデンス整理が進む中、こういうベートーヴェンを聴けるのはOEKならでは。
一周回って特別なベートーヴェンだ。

フィルハーモニー・シリーズ ♯505 2026 10/28
世界で高い評価を得たドイツの俊英が金沢初登場

指揮者は腕一本で勝負する世界。チャンスは一度のみ、喝采を得られるかで将来が決まる。
一つひとつチャンスをものにしてきたクレメンス・シュルトが登場。
柔軟性高くどんなオーケストラでも乗りこなす仕事人だ。
初共演となるOEKで「グレート」な手綱さばきで魅せる。 

フィルハーモニー・シリーズ ♯506 2026 11/27
世界のMIDORI、満を持して再び金沢に降臨

今のMidoriを聴こう。CDになったアバドとベルリン・フィルをバックに従えたチャイコフスキーは何かに憑かれたような凄まじい集中。こちらも息つくタイミングを迷うほどだった。
あれから年数が経ち、若きジェダイ川瀬を従えて定番超名曲をどう聴かせてくれるか。

フィルハーモニー・シリーズ ♯507 2027 1/9
ウィーン・フィルの若きリーダーが金沢初登場!

複数のコンサートマスターを擁するオーケストラでコンマス聴き比べは聴き手側の(ときに邪悪な?)楽しみ。流儀にフィットする柔軟性の高い音や音の聴き合いが重視される「ウィーンのコンマス」に新たに就いたヤメン・サーディ。
ウィーンの領域から離れた地でサーディの真のSeeleがOEKに投影される。

フィルハーモニー・シリーズ ♯509 2027 2/21
北の大地が生み出す音楽の幸

極北へのあこがれ。それをプログラミングで形にした演奏会。
メインにおいたシベリウスの交響曲は本当にかっこいい。
白夜のような雰囲気で結晶化された「第5番」は我が道を行った作曲家の傑作にして唯一無二の作品。
大人の憧れです。極北への旅へのガイド、松井が大人のカッコよさに挑戦だ。

●Check Point
間宮芳生「タブロー」は岩城宏之がOEK委嘱作品として最後に振った作品。
松井慶太は第468回定期にて委嘱作品である松村禎三「ゲッセマネの夜に」も演奏しており、シベリウスと合わせて意欲的な公演となる。

フィルハーモニー・シリーズ ♯511 2027 3/11
精緻なアンサンブルはまるで音の工芸。

生前から国際的評価が定まった武満徹の作品。
同時代を生きた他の作曲家の再評価が進んでいるためか、最近ライヴで取り上げられる機会が少なくなってきている。曲は繰り返しの鑑賞で発見があり、真価が決まり高まる。
時代を、文化を作ってきたOEKが規範となる演奏で武満作品の評価を再び作りにかかる。

●Check Point
武満徹「ハウ・スロー・ザ・ウィンド」はスコットランド室内管弦楽団が初演し、
現代音楽の制裁で独自な表現を体感できる作品で、
岩城宏之がCD「21世紀のメッセージ Vol.4」や公演でたびたび取り上げてきた作品。

5/23
[土]
14:00開演開演(13:00開場)
コンサートホール
フィルハーモニー・シリーズ #500

◎指揮:広上淳一
◎独奏:久保田晶子(薩摩琵琶)、中村仁美(篳篥)
◎独唱:経塚果林(ソプラノ)、石田 滉(メゾ・ソプラノ)
    工藤和真(テノール)、池内 響(バリトン)
◎合唱:オーケストラ・アンサンブル金沢合唱団(合唱指揮:浅井隆仁)

池辺晋一郎:交響詩「豊穣の道」~薩摩琵琶、篳篥とオーケストラのための
       (いしかわ百万石文化祭2023委嘱作品)
ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 op.125「合唱付」

7/2
[木]
19:00開演開演(18:00開場)
コンサートホール
フィルハーモニー・シリーズ #501

◎指揮:リオ・クオクマン
◎チェロ:鳥羽咲音

ベートーヴェン:劇付随音楽「エグモント」序曲 op.84
ボッケリーニ:チェロ協奏曲 第9番 変ロ長調 G.482 ほか

9/18
[金]
19:00開演開演(18:00開場)
コンサートホール
フィルハーモニー・シリーズ #503

◎指揮:広上淳一
◎ピアノ:黒木雪音

リスト:ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調 S.124
ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 op.67「運命」

10/28
[水]
19:00開演開演(18:00開場)
コンサートホール
フィルハーモニー・シリーズ #505

◎指揮:クレメンス・シュルト
◎ピアノ:阪田知樹

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 op.58
シューベルト:交響曲 第8番 ハ長調 D944「グレート」

11/27
[金]
19:00開演開演(18:00開場)
コンサートホール
フィルハーモニー・シリーズ #506

◎指揮:川瀬賢太郎
◎ヴァイオリン:五嶋みどり

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
ビゼー:劇付随音楽「アルルの女」第1・2組曲 ほか

1/9
[土]
14:00開演開演(13:00開場)
コンサートホール
フィルハーモニー・シリーズ #507

◎リーダー&ヴァイオリン:ヤメン・サーディ

ベートーヴェン作品集
ウィンナ・ワルツ&ポルカ集

2/21
[日]
14:00開演開演(13:00開場)
コンサートホール
フィルハーモニー・シリーズ #509

◎指揮:松井慶太
◎ピアノ:ペーター・ヤブロンスキ―

間宮芳生:オーケストラのためのタブロー 2005(OEK委嘱作品)
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 op.23
シベリウス:交響曲 第5番 変ホ長調 op.82

3/11
[木]
19:00開演開演(18:00開場)
コンサートホール
フィルハーモニー・シリーズ #511

◎指揮:広上淳一
◎ヴァイオリン:辻 彩奈

武満 徹:ハウ・スロー・ザ・ウィンド(1991)
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ト短調 op.63
ベートーヴェン:交響曲 第8番 ヘ長調 op.93

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