石川県立音楽堂
オーケストラアンサンブル金沢

オーケストラ・アンサンブル金沢 定期公演
2026-2027シーズンの開幕を告げる2公演!

#500 石川・金沢から紡ぐ「希望への道」と「歓喜の歌」
  • TEXT / 寺西肇(音楽ジャーナリスト)

 1989年4月にスタートして以来、数々の名演が繰り広げられてきたOEKの定期公演。37年という時を経て、いよいよ500回の節目を迎えることになった。この記念すべきステージを飾るのは、OEKアーティスティック・リーダーの広上淳一が振る、ベートーヴェンの「第九」。「抱き合え、多くの人々よ! この口づけは、全ての世界のものだ!」。戦禍や災禍が絶えることのない今だからこそ、 “真の歓喜”としての人類愛を高らかに謳い上げる「歓喜の歌」に改めて耳を傾けるべきではないだろうか。

楽聖が、この作品を通じて描き上げたのは、人間としての理想を探し求める“旅”。第1~3楽章では、様々な人間の“喜びの形”を模索してゆく。しかし、最終楽章の冒頭で、その全てを否定。「互いに愛し合うことこそ、究極の歓びなのだ」と高らかに宣言する。宗教や思想をも超越した、全人類に投げ掛けられる「願い」と「祈り」。マエストロ広上のタクトと檜舞台で活躍している4人の実力派ソリスト、OEKと合唱団が一丸となって紡ぐ“石川からの声”は、いっそうの重みと感慨をもって、聴く者の心を揺さぶるに違いない。

これに先立って披露されるのは、池辺晋一郎の手になる交響詩「豊穣の道」。「いしかわ百万石文化祭2023」に際して委嘱され、10月15日の開会式で、天皇・皇后両陛下のご臨席のもと、広上の指揮するOEKによって初演された。美しき調べと豊潤なる響き。邦楽器の間での典雅な対話と、管弦楽による壮大なハーモニー。これらが一体となり、石川の悠久の歴史と、この地へ注がれる人々の愛情を描き出してゆく。客演には、共に古典から現代作品までをレパートリーに、しなやかで国際的な活動を展開する久保田晶子(薩摩琵琶)と中村仁美(篳篥)。OEKと共に音のタペストリーを織り上げ、「歓喜の歌」へ向けて真っ直ぐに伸びる、希望への道を切り拓く。

5/23
[土]
14:00開演開演(13:15開場)
コンサートホール
第500回定期公演フィルハーモニー・シリーズ
祝!500回。記念すべき公演で広上淳一が第九を披露!

出演:広上淳一(指揮/OEKアーティスティック・リーダー)
久保田晶子(薩摩琵琶)、中村仁美(篳篥)、経塚果林(ソプラノ)、石田 滉(メゾ・ソプラノ)、工藤 和真(テノール)、池内 響(バリトン)、オーケストラ・アンサンブル金沢合唱団(合唱指揮:浅井隆仁)
演奏曲目:
池辺晋一郎/交響詩「豊穣の道」―薩摩琵琶、篳篥とオーケストラのための(いしかわ百万石文化祭2023委嘱作品)
ベートーヴェン/交響曲 第9番 ニ短調 op.125「合唱付」

【全席指定】SS7,000円S6,000円A4,500円ビスタ2,500円スターライト1,500円車椅子席6,000円
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